ゲーミングPCというと、「ゲームをするための高性能なパソコン」というイメージを持つ人が多いかもしれません。
しかし実際には、ゲーミングPCはゲーム以外にもさまざまな用途に活用できます。
この記事はこんな方におすすめ!

✔ ゲーミングPCは欲しいけど具体的に何ができるの? ✔ ゲーミングPCは持っているけど、持て余している
本記事では、学生向けにゲーミングPCの具体的な活用法を紹介し、「ゲームだけで終わらせない使い方」を分かりやすく解説します。
ゲーミングPCでできること
結論から述べると、具体的にゲーミングPCでできることは以下の4つが挙げられます。
- ゲーム
- プログミング
- 学業の効率化
- 創作活動
それぞれ詳しく解説していきますが、創作活動についてはより深く解説します。
ゲーム
これはゲーミングPCという名前がある以上、当たり前ですよね。
そもそもゲーミングPCとは、3Dゲームなどの負荷がかかりやすいPC用ゲームを快適にプレイするために、映像処理専門のパーツ(GPU)を備えた高性能なPCです。
このGPUがあるおかげで、ゲームで活躍する他にも、PCに強い負荷がかかる作業で大きく効果を発揮するのです。
以下にてその効果について詳しく見ていきます。
プログラミング
プログラミングでは、コードを書くエディタだけでなく、ブラウザや開発ツール、デバッグ用のソフトなどを同時に立ち上げることが多くなります。
ゲーミングPCは処理性能が高いため、こうした複数のソフトを同時に使っても動作が重くなりにくく、作業をスムーズに進めることができます。
ただ、プログラミングというと難しい印象を覚えると思います。
実際簡単に習得できるものではありませんが、だからこそ価値のあるスキルとなります。
基礎を身に着けるまでは本当に大変ですが、できるようになれば就職やインターン、さらには自分でゲームを作れるようになれば将来の選択肢が大きく広がるでしょう。
学生のうちからプログラミングに触れておくことで、「PCを使える人」から「PCで価値を生み出せる人」へとステップアップできる点も魅力です。
学業・作業の効率化
ゲーミングPCは学業や、日々の作業を効率よく進めることもできます。
これだけではイメージしにくいと思うので、ざっくり用途を並べると以下の通りになります。
- レポート・資料作成
- 画像生成でプレゼン等の図解作成
高校生や大学生は特にレポートやプレゼン資料の作成などで、複数のソフトを同時に使うことは珍しくありません。
大量のタブやソフトを日常的に使う環境ではPCの性能差がはっきり表れます。ゲーミングPCはこのような場面でも動作が安定しやすく快適に作業することができます。
また、資料の作成の中でグラフやイメージ画像を用いる際、AIの画像生成を活用する場面も増えてきています。しかし、AIの画像生成は、かなり高負荷な作業です。
その際、映像処理能力が優秀なゲーミングPCでは、こうした重い処理の作業と相性がよく画像生成の処理時間を減らすことができるため、効率的な作業ができます。
ゲーミングPCは日々の課題や作業を少しでも快適に進めたい学生にとって、活用次第で大きな価値を生み出してくれる存在と言えるでしょう。
創作活動
はい、来ました。これが本題といっても差し支えないでしょう。
何といっても創作活動は、ゲーミングPCの高い処理性能を最大限引き出せる活用方法です。
創作活動は自分が何かを作り、それを発信するあらゆる活動のことを指します。
プログラミングも広い意味では創作活動の一つと言えますが、本記事では将来につながる実用的な活用法として、あえて独立して紹介しています。
とはいっても、創作活動の種類は多岐にわたります。
- 楽曲制作・MIX
- YouTube/動画編集
- イラスト・アニメーション制作
などなど、挙げたらきりがないですが、今回はこの3つに絞ってそれぞれ解説していきます。
楽曲制作・MIX
楽曲制作では、編集作業やエフェクト処理など、PCに継続的な負荷がかかる場面が多く、安定した動作が求められます。
ゲーミングPCであれば、制作中に動作が重くなりにくく、作業の流れを止めずに制作できます。
また、複数のトラックや音源を扱う場合でも、比較的快適な環境を保ちやすくなります。
楽曲制作は専門性が高く、最初は難しく感じるかもしれません。
しかし、「音を作る・表現する」という創作の楽しさを感じられる分野でもあります。
ゲーミングPCの性能を活かせば創作環境を整えやすく、挑戦のハードルを下げることができます。
YouTube/動画編集
YouTubeで動画を投稿するにあたって、一般的に視聴者が見やすいよう編集を加える必要があります。
この編集した動画を編集する際や書き出しをする際に、PCに大きな負担がかかります。
その時にゲーミングPCであれば、編集時に動作が安定しやすく、書き出しの速度が改善されるため、待ち時間を短縮することができます。
YouTubeへの動画制作は簡単な編集であれば、初心者にとって取り組みやすいため、学生でも始めやすい創作活動の一つでしょう。
また、最近は配信活動も盛り上がっていて、配信だけで多くのファンを集める人もいるくらいです。そんな配信者に憧れてゲーミングPCが欲しくなった人もいるのではないでしょうか。
しかし、実は配信をするのはかなりの負荷がかかります。
配信ソフト(OBS)を常時起動しながらゲームをするわけですから、単純にゲームをプレイするのとは段違いの負荷がかかるのです。
そのような場合でも、ゲーミングPCであればかなり快適になります。
イラスト・アニメーション制作
イラスト・アニメーション制作では、複数のレイヤーや高解像度の画像を扱う場面が多いです。
これが普通のPCでは動作が重くなり、思うように描けない・快適に操作できない要因になってしまうこともあります。
ちなみに筆者は過去にアニメーション制作を行ったことがあるのですが、専用ソフトの操作の難しさと作業時間の長さ、当時私が使っていたPCが低スペックだったのが相まって、一度挫折した経験があります。
ただ、これが無駄だったとは全く思ってないです。
この挫折を通してイラストやアニメーションの制作は、高いスキルと継続力が必要な分野であることを実感したと同時に世の中のクリエイターを尊敬するようになりました。
これは創作活動全般に言えることですが、最初はかなりの根気が必要になります。基礎を覚えることもそれを実際に自分の創作物に落とし込むのも本当に難しいことです。
だからこそ、できるようになれば一生モノの趣味になりますし仕事にもなる可能性を秘めています。
PCの性能も大事ですが、こうした根性が創作活動をする上で重要だと私は思います。
まとめ
ゲーミングPCは、ゲームを楽しむためのパソコンという印象が強いかもしれません。
しかし実際は、ゲーム以外にもプログラミングや学業の効率化、さまざまな創作活動など、使い方次第で無数の可能性を秘める道具です。
今回紹介したものすべて実践する必要はありませんし、この記事で紹介したこと以外にもたくさん活用できることはあるでしょう。(特に創作活動)
それでも自分の興味が持てる・できそうだなと思ったことに少しだけでもいいので挑戦してみてほしいです。
実際に筆者自身も創作活動に挑戦し、難しさを感じた経験がありますが、その過程で得られた学びは大きなものでした。
ゲーミングPCは、新しいことに挑戦するきっかけを与えてくれる存在です。
興味を持った分野から少しずつ試し、自分なりの活用法を見つけていくことで、学業や趣味、将来につながる経験へと広がっていくはずです。
この記事が、ゲーミングPCの新しい使い道を考えるきっかけになれば幸いです。


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